ボー

あれは確か2000年頃。私はシカゴに住んでいました。 ブルースが好きでシカゴに行ったことがある人ならお馴染みの "Tokyo Hotel"。懐かしいなぁ。エレベーターボーイ(ジジイだけど)。あっ、その頃私はOtis Rushさんと交流がありライブでギターを弾かせていただいたり、ビリヤードをしたり、彼の家に遊びに行ったりさせてい頂いておりました。
あるライブ終了時にOtisの奥様が私に「来週。ホームレスの人たちを支援するライブがあるんだけれどテツさんも行く?向かいに行くよ!」と。「もちろん喜んでお伺いさせていただきます!」と。


ジリリリリーーーーン!ジリリリリーーーーン!



部屋にある電話のベルで起きた。

「Hello」

と半分不機嫌な私、、、

「おっ、お前の友人らしき人がホワイトリムジンで迎えに来ているぞ!早く下に来い!

フロントの人が焦った声を出している。

急いで下に降りた私は唖然とした。
とてつもなく大きなホワイトリムジンがあの、19E Ohio Tokyo Hotel前に横付け。
窓から奥様とOtisが私に手を振っているではないか。
ホテルの連中も隣の中華料理のおっさんもみんな見ている。

そう。私はそのライブの日にちを間違えていて…(笑)

中に乗り込むとOtisと奥様と娘さんが乗っていた。
あまりにも突然な出来事に何処へ向かっているのかもわからなかった。

ドキドキで会場入り、楽屋に通されると有名なミュージシャンが沢山いた。
楽屋=ブルース図鑑でしたね。現役の有名な方々が….
1人私の横で普段着の方がいらして、とても気さくに話をしてくれた。彼は「ボー」と呼ばれていたので私も「ボー」と沢山話しをした。その後「ボー」との話も少なくなり。私はOtisの娘さんと会場裏を探検に出かけた。ステージ裏や会場風景。とても沢山の人がいたなぁ。探検もいい加減飽きて、楽屋に戻ると「ボー」がまた気さくに話しかけてくれた。

面白くて元気のある人だなぁ。
沢山笑ったなぁ。

彼は私に
「ちょいとごめんね。着替えてくるよ。」と、カーテン裏へ。

数分すると…

目の覚めるような真っ赤スーツに黒いハットで私の前に現れた「ボー」
四角いギターを持って私の前に現れた「ボー」

ボー

途端に固まったのを今でも覚えています。



その当時、デジカメがあればたくさんの写真が撮れたね..

Comments